2010年6月アーカイブ

日光を象徴する信仰の山、男体山は日光にいればどこからでもその雄大な姿を見ることができますが、中禅寺湖と組み合わせると荒々しさが消えて美しさが引き立ちます。

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旧中禅寺湖スカイライン・第1駐車場からの眺め。
車で来られることもあり週末には多くの人が訪れます。
ただし、紅葉シーズンはお勧めしません。

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健脚の方なら第1駐車場からでもいいし、終点の第2駐車場まで行き、そこから登山道を200メートル歩いた半月山まで歩けばまた別の景色をご覧になれます(実際には山頂から少し行った展望台から)。
このロケーションが一面、錦秋に染まればその美しさは想像に絶するというもの。
ただし(しつこいですが)、紅葉シーズンはお勧めしません。


より大きな地図で 男体山絶景ポイント を表示

まるで7月を思わせるようなさわやかな高原の日差しを背に、毎週木曜日の定例であるパークボランティアの開花調査をおこないました。 
千手ヶ浜ではクリンソウの盛りを迎えて専用バスは混雑するので、きょうはいつもと反対のコース、赤沼から先に戦場ヶ原を歩いてから小田代ケ原へ回るコースにしました。
この時期、例年だと小田代ケ原はアヤメが咲くのですが、先週16日に歩いたときはアヤメはおろかハクサンフウロやヤマオダマキといった初夏の花も見られず寂しい思いをしただけに、今週はそろそろと期待したのですが、、、

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先週あたりから良い具合になってきたワタスゲは今がピークを迎え戦場ヶ原を埋め尽くしています。

 

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青木橋に近づくにしたがって肉眼でも綿帽子がよく見えます。

 

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ワタスゲの中に随所に見られるオレンジ色の花はレンゲツツジ。ワタスゲの白とレンゲツツジの朱色の取り合わせがとても見事です。

 

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別の場所(一番目の写真のワタスゲの近く)のレンゲツツジ。

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ニッコウナツグミ
淡い黄色の花は周りの景色に同化して目立ちませんが、 高原にはこのような控え目な花が似合うかも。

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カンボク
まだ蕾の状態ですが、咲くとあれっ、これはアジサイ? と誰もが間違いそうな独特の花の形をしています。
花は葉の付き、葉は大きな切れ込みが入った特徴的な低木です。
咲き始めた状態のカンボク(大きな白い花は雌しべも雄しべもない飾り花で、その内側にある小さいのが本花)。

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サワフタギ
雄しべが飛び出した5ミリほどの小さな花が密生するのがサワフタギ。樹木は白っぽく、立てに筋がたくさんある低木です。
小田代ケ原と戦場ヶ原ではあまり花を見ることがないだけに、今年はどの木もすべてが花を付けました。
こんな目立たない花が秋になると変身したかのように実に魅力的な実を付けるのですが、今年は期待して良いのかも。

 

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これがサワフタギの実。
この色気、思わず魅入ってしまいます。

 

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アマドコロ
先週は1株しか見つけることができませんでしたがきょうは青木橋近くに10株以上も。

 

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ツマトリソウ

 

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ウマノアシガタ、別名キンポウゲとバイケイソウ
黄色い花がウマノアシガタ。キンポウゲ独特の光沢のある花なのですぐにわかるはず。
その周りを取り囲んでいるのはバイケイソウという毒草で、若芽の頃はオオバギボウシと似ていることから山菜狩りの人がよく中毒を起こすことで知られています。

 

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ミヤマニガイチゴ
花の輪郭が少しゆがんでいるのが特徴で、赤く熟した実は食べられるそうですが名前の通り苦いそうな。

 

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ハルカラマツ
花が針状になっていることからカラマツの葉にたとえ、ハルカラマツと名付けられています。

 

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クマイチゴ
小田代ケ原の西側歩道で密生しているのを見かけます。
熊が好んで食べるからなのか、熊が出そうな場所に生育するからなのかよくわかりませんが、私には密生したその姿がずんぐりしていて熊に似ているようにも見えます。

 

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クリンユキフデ
ややハートに近い葉を突き抜けるようにして柄を出し、先端に筆のような小さな花の集まりを付けることから名が付いていますが、独特の形をしているので見つけるのは容易。

 

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最後に、「貴婦人」を

 

先週に続いてきょうも期待したアヤメは見られず寂しい思いをしましたが、実は戦場ヶ原の湯川沿いに5株ほど咲いていました。
写真を撮らなかったのはどうせ小田代ケ原で見られるからと高をくくっていたからでした。今思えば残念なことをしてしまった(笑)。

霧降地区の事業者の集まり「霧降を元気にする会」では、ニッコウキスゲが咲く時期に合わせて毎年「日光キスゲまつり」を開催しています。
今年は7月1週目から3週目にかけて、標高の低い方から高い方にかけて順次見頃を迎えると予想されていますが、スキー場のゲレンデ一面を覆ってしまうほどの鮮やかな黄色のニッコウキスゲは訪れる人の目を楽しませてくれます。

イベントは6月15日(火)から7月11日(日)にかけておこなわれますが、アウトドア派の方にお勧めなのは、霧降地区のハイキングコースでもっとも人気がある「霧降三滝巡り」です。
霧降三滝は霧降川本流の玉簾滝、支流にかかる丁字滝とマックラ滝の3つの滝を指すのですが、いずれも深い林の中にあり、その姿形が美しいのとわずか2時間で3つの滝を巡ることができるので、自然が好きな方に喜ばれています。

ハイキングは私、波多江(ペンションはじめのいっぽ)とパークボランティア仲間の山崎氏のガイドでおこないますが、山崎氏は仲間内でも野鳥の専門家として知られるほど野鳥に関して卓越した知識をお持ちです。
通常、2時間で歩けるコースを野鳥や植物観察しながら4時間(昼食を含む)かけてゆっくり歩きますので、健脚でない方にも楽しめると思います。

午前中は滝を巡るハイキング、午後はニッコウキスゲの観賞という無理のないスケジュールが組めますので、これを機会にぜひとも当地区のイベントにご参加ください。
以下、滝巡りハイキングの詳細です。

開催日:

7月4日(日)と7月11日(日)

時 間:

10:00出発、14:00解散

集 合:

9:50までに霧降滝入口にある大駐車場(駐車無料)

参加費:

おひとり1000円(税・保険を含む)、当日徴収

募集人数:

両日とも20名まで(11日は定員枠が少なくなりました)

服装等:

軽ハイキングができる靴とウエア、雨具、飲み物、昼食

交 通:

電車の方は東武日光駅から次の2本のバスでお越しください。
9:30の霧降高原行きまたは9:40の大笹牧場行きに乗り「霧降滝入口」下車。
終了後は日光駅または近くの温泉施設までお送りします。
★マイカーの方は日光宇都宮道路・日光IC下車約10分です。

特 典:

協賛店である「小倉山温泉ゆりん」の優待入浴券をプレゼント

お申し込み:

ペンションはじめのいっぽ(0288-53-2122)

その他:

小雨決行ですが、大雨で決行できない場合は主催者から申込者宛に電話で
中止のお知らせをします。
ただし、可否の判定は前日18:30発表の天気予報でおこなうため、お知らせ
は前日の20時以後になります。

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玉簾滝

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丁字滝

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マックラ滝

先週は小田代ケ原と戦場ヶ原を歩いたので今週は湯元へ行き、湯ノ湖に咲いている花を観察。この時期、花の種類は湯ノ湖の方が多く圧倒されます。
まずはとてもきれいな湖の景色から。

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先週あたりからトウゴクミツバツツジが見頃を迎え、今週は遅いかなと思いきや、まだ十分咲いていて見応えがあります。

 

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ベニサラサドウダン
この何とも言えない落ち着いた色気。自然種だからこその彩りです。

 

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シロバナノヘビイチゴ
花の後は赤い実がなり、蛇が好んで食べるとの言い伝えがありますが、人が食べても美味しいという話を聞きます。

 

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ユモトマムシグサ
湯ノ湖の周囲によく見られるサトイモ科の花で日光湯元で発見されたのでこの名が付いたそうです。輪生した葉の上に花が付くのが特徴で、湯元にはこれに似た花でヒロハテンナンショウがあり、花の付き方が逆で葉の下に付くので見分けます。

 

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レンゲツツジ
朱色で大型の花を咲かし、遠くからでもよく目立ちます。戦場ヶ原では原全体に咲きますが湯ノ湖では兎島の湿地帯で見られるだけ。

 

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オオバタネツケバナ
これも湿地帯特有の花で、里では水に浸した稲の種が芽を出すころに咲く花であることから名がついたそうです。

 

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イチヨウラン
地面に張り付いたように見える1枚の葉の脇から20センチほどの柄を出し、ひとつだけ花をつけます。日光では1カ所ここ湯ノ湖に自生する貴重な花です。

 

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クサボケ
里でもよく見るオレンジ色のきれいな花です。名前の一部にクサとありますがれっきとした樹木です。

 

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葉っぱだけだとシロバナノヘビイチゴと見分けがつきませんが、これはミツバツチグリといって奥日光のどこにでもある普通の花です。

 

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ハウチワカエデの咲き終わった実
パークボランティアの仕事で毎週奥日光へ花の観察のために通っていますが、1週おきに小田代ケ原と湯元を交互に歩くため、花が咲いている時を逃してしまい、このように実だけと対面することもあります。

 

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ニワトコ
とても地味なので花としての魅力には今ひとつ欠けますが、湯ノ湖の春を象徴する花ではあります。

 

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ウリハダカエデ
カエデの種類の花は樹木の高さと葉の大きさの割にいたって地味であまり目立ちません。ただしウリハダカエデは葉の間から10センチほどの花をたくさん付けた花序をだし、葉の下に垂れ下がるので注意すれば気がつきます。
それよりは樹皮がスイカの表面の柄ととそっくりなのが特徴です。木の名にもなっていることだし。

 

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オオツリバナ
その名の通り花がつり下がって咲くことから名がついていますが、花そのものは地味で見落としやすいと言えます。
仲間にヒロハツリバナがあって混同しやすいのですが、ヒロハツリバナの花が4弁なのにたいしてこの花は4弁と5弁が混在しているので見分けられます。

 

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コヨウラクツツジ
まるで果物の実のようで美味しそうと覚えておくといいかもしれません。

 

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セントウソウ
奥日光全域に生えていますが、花はまったく同じでイワセントウソウというのもあります。
違いはイワセントウソウの葉が細長いのにたいしてこれはニンジンの葉のよう。

 

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シウリザクラの蕾
私が次回、湯ノ湖を歩く頃(たぶん下旬)には花が咲き終わってしまうであろうと思い、蕾の写真を掲載しておくことにします。
サクラと聞けばソメイヨシノに代表されるピンクの大柄の花を想像するかもしれないが、山のサクラはいろいろ。シウリザクラは写真でわかるとおり穂状に小さな花をたくさん咲かせます。そして咲き終わると地面が真っ白になるほど落ちた花で埋め尽くされます。

 

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アズマシャクナゲ
言わずと知れた湯ノ湖を代表する花です。例年だともうとっくに終わっているはずですが、寒さが続いたために6月半ばというのに見頃です。湖を背景に撮ると素人でも作品になります。

 

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コミヤマカタバミ
小田代ケ原と戦場ヶ原にも咲くコミヤマカタバミはどちらかというと口をすぼめたままで終わってしまうのですが、きょうは全開サービス。おかげで花弁にある模様まではっきり撮れました。

 

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サラサドウダン
前で紹介したベニサラサドウダンとはまったく同じ形の蕾、花となるが色が「ベニ」ではないことが異なります。

 

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オオバミネカエデ
花だけを見るとウリハダカエデとそっくりだが花の付き方が穂状ではないということが異なっている。

 

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マイヅルソウ
これも奥日光全域で見られる花であるが、湯ノ湖で見るのはひっそりと控えめで趣が異なるのがよい。

 

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タケシマラン
葉は横に広がりその下に小さな花を咲かせるが、だいたいは日陰にあり実に控えめである。それ故、この花のファンは多い、って私だけかも(笑)。

 

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ツバメオモト
湯川沿いの1カ所だけにあった(今でも)が、実は湯ノ湖にもあったとは。
遊歩道から湖を見下ろす位置にあり、普段私がみるのとは別の位置であることから気がつかなかっただけに新鮮であった。

 

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ヒロハテンナンショウ
写真だとなんだユモトマムシグサじゃないかと思われるが、花の位置はまったく違うので文句なしのヒロハテンナンショウ。国民休暇村の脇に大群落を形成している。

 

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オニルリソウ
ヒロハテンナンショウの近くに一株だけというのが貴重なのかどうかもわからないが、とにかく奥日光でここだけに咲く花です。

 

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クルマバツクバネソウ
8枚からなる輪生の葉の真ん中から柄を出し、先端に葉と間違ってしまいそうな4枚の萼と雄しべという独特の並び。これも奥日光では貴重種といえます。

約1年ぶりとなる奥日光の花の情報をお届けできる季節となりました。
今年は寒さが長引いて全体的に開花が遅れ気味で、本格的には6月末から7月にかけてが見頃になりそう。
この日は小田代ケ原展望台から歩き始め、戦場ヶ原を抜けて赤沼へ戻るコース(本記事では奥日光と総称します)を歩きました。

ここで紹介している花が咲いている場所をグーグルマップで見ることができます。
http://ippo.jp/nature/flower/100603odashiro/100603odashiro.htm

ツボスミレ
ツボスミレ
奥日光でよく見られる背丈10センチほどの小さなスミレで唇弁に薄紫の筋状の模様があります。

ワチガイソウ
ワチガイソウ
5枚の星形に並んだ花弁が特徴。

ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
和名だと喘息薬種と書く、喘息に効く薬草だそうです。花期が長いので6月いっぱい見られそうです。

セントウソウ
セントウソウ
ニンジンに似た葉の先に柄を伸ばし、小さな花をたくさんつけます。

クリンユキフデ
クリンユキフデ
九輪雪筆という華麗な和名を持つこの花は、葉に抱かれるようにして柄を伸ばし、その先端に筆先のような穂状の花をつけます。

タチツボスミレ
タチツボスミレ
奥日光はスミレの仲間がたくさんありますが、ツボスミレにたいしてこれはタチツボスミレ。
立坪菫(だったかな?)と書き、建築で使う墨坪を立てたような形に似ていることが語源となっているそうです。

ミヤマウグイスカグラ
ミヤマウグイスカグラ
深山鶯神楽という和名をもち、薄赤いラッパ状の花を咲かします。群生することはありませんが、コース状に10数カ所見られます。
さて、和名から想像してこの花の語源は?

フデリンドウ
フデリンドウ
背丈5センチほどの細い柄に2・3ヶのラッパ状の花をつけます。
その花が筆先に似ているからこの名がついたものと思いますが、その色といい小ささといい、可憐で飽きない花です。

キジムシロ
キジムシロ
地に這うようにして広がる葉を、雉が座る筵にたとえて名がついたそうです。
やや光沢を帯びた5弁からなる黄色の花は、やはり似た葉をもつミツバツチグリと見分けがつきませんが、葉の数と葉の広がり方で違いがわかります。

コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミ
葉だけ見るとクローバーに似ていますが、まさか標高1400メートルの高原に野原に咲くクローバーなどあるはずがありません。そういえば葉の形がきれいなハート型をしているし、花もまったく違ってクローバーのように野性味はなく、可憐そのもの。

ズミ
ズミ
奥日光の乾燥化に拍車をかけているという評価をうけているのがこのズミ。乾燥化に伴ってズミが増えてきているのか、その因果関係ははっきりしませんが、たしかに全体の景観を損ねているのは間違いないし、花の美しさを除けばあまり好きな植物ではない、というのが個人的な評価です。

ワタスゲ
ワタスゲ
戦場ヶ原の木道の東側に広がる草原一面に直径1センチほどの白い綿状のものが風に揺れているのを見ることがあります。この数年で数が増え、白い絨毯を敷き詰めたように見えるほどになりました。

クロミノウグイスカグラ
クロミノウグイスカグラ
上で紹介したミヤマウグイスカグラが赤い実をつけるのにたいして、こちらは黒い実をつけることから名がつきましたが、別名ハスカップですが、奥日光の高原で咲く花としてはハスカップよりはクロミノウグイスカグラの方がよく似合います。
4・5年前にはこの花が咲いているだけで話題になったものですが、シカによる食害から守られたおかげで数はぐんと増え、いまでは木道に沿って見られるまでになりました。

谷地坊主
谷地坊主
花が咲いているわけではありませんが、話題のネタとして提供。
河童が池から頭だけのぞかしたようなこの奇妙なものはスゲの集まりなのです。なぜこのような形を作るのかはわかりませんが、この時期は新しい芽が出て古いスゲが帽子をかぶったようになります。
写真は戦場ヶ原の谷地坊主ですが、光徳沼にもたくさんあります。

さて来週はどんな花が見られるか、楽しみです。

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