毎年のことながら6月はとても憂鬱。
梅雨だから当たり前! いえいえ、梅雨は梅雨なりの風情があって、それなりの楽しみ方があります。
問題は、楽しむにはあまりにも人と車が多すぎること。私は自営業の特権で、奥日光で遊ぶのはほとんどが平日。その平日でさえも紅葉時期に劣らないほどの人・人・人、車・車・車の数。
原因は千手ヶ浜に咲く「クリンソウ」。5~6年前は花の見頃になってもそれほど多くの人が来ることがなかったのに、テレビや新聞でニュースとなってからは、個人客はもちろんのこと、旅行会社のツアーの対象にもなり、以来まるで火が付いたような勢いで見物客が増え、いつもは静かな湖畔に、この時期だけ観光客で溢れかえります。
それらの人がどこから集まってくるかっていうと、9割が戦場ヶ原入口の赤沼から。
千手ヶ浜へは菖蒲ヶ浜と赤沼というふたつのルートがありますが、菖蒲ヶ浜からだと90分ほど歩かなくてはならないため、足腰の弱った中高年や重い器材をかかえたカメラマンでは無理なので、千手ヶ浜へのバス便がある赤沼に集中します。その結果、駐車場に入りきらないマイカーが国道を塞いで渋滞となるわ、バスは終日満車で乗れないわで、そこにまた人が溜まります。
迷惑を被るのは小田代ケ原や戦場ヶ原を散策したり、花を見にやってきた自然好きな人たちで、いや実は私もパークボランティアとして小田代ケ原と戦場ヶ原に咲いている花の状況を調べて環境省に報告する立場なので、起点となる赤沼に車を置けないのはとても困る。
クリンソウなど群生してるから見栄えがしますが、むしろ単体で咲いてる方が楚々としてきれいです。ここは、みんなが行くから私も行く、といった日本人特有の右へならえ的性格が、クリンソウの群生めがけて押し寄せるのでしょうね。
この騒ぎが早く収まってほしいと願っているのは私だけではないでしょう。
日光自然博物館のブログ「戦場ヶ原からこんにちは」の16日の記事によると、
「駐車場は朝8時過ぎから満車。午前中いっぱいは国道から駐車場への通路に空き待ちの車の列ができていました。低公害バスについても、お昼過ぎまでは常に満員状態。一番混雑した10時台には行列に並んでバスを二便見送ってから(ということは1時間以上待って)ようやく乗れるといった状況。それだけ多くの人が千手ヶ浜に入っているのですから、当然午後の千手ヶ浜発のバスも同じような状況に。(月曜でこれだから土日はもっとすごい事になっています)」
と書かれています。

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