2007年12月アーカイブ

長引いた残暑は11月でもなお暖かく、市街地では、散る寸前とはいえ11月末まで紅葉が見られたのは異例のこと。
しかし、さすがに12月になると雪の頼りも聞こえてきて、日光連山はぼちぼち根雪の気配です。
日光の動脈となっている国道119号線(市街地で120号線に名称変更)は、西へ行けば行くほど標高を上げ、ご存じいろは坂の途中で千メートルを超えます。
さらに、湯元では1500メートル、金精トンネルの群馬県境は1865メートルと、日光駅前を起点にすると実に1300メートル以上も標高差があります。
この標高差は、気象条件にも大きな影響を与え、この時期、市街地は良い天気なのに、湯元では雪が降っているといった具合。

しかし、こんなことで驚くのはまだ早い。金精トンネルを抜けて群馬県に入ると状況はさらに変わり、まるで雪国の様相。
峠を過ぎると下り坂となり、標高は徐々に下がっていくのに雪が深くなるのは、この地域が日本海側の気象の影響を受けるからでしょう。

そんな日光らしさ溢れる気象の違いを、今日、楽しんできました。
日光でもっとも標高が高い山といえば、2578メートルの白根山。なにしろ、白根山以北で白根山を越える山はないことからも、その高さがわかります。火山の噴火でできた山で、その荒々しい山容は、遠くから眺めるとどこが山頂なのかわからないほど、噴火によって堆積した大きな岩があちこちにあり、登って初めて山頂が確認できるほど。

今日の目的地は、その白根山の麓に五色の水をたたえる五色沼。標高2175メートルにあり、周りを2千メートル超えの山々に囲まれて静かにたたずむ、実に美しい沼です。ここを訪れるには、金精道路の菅沼から白根山に向かって歩き出し、白根山山頂直下にある弥陀ヶ池を回り込み、荒々しい白根山の山容を眺めながら歩きます。弥陀ヶ池までは見通しの悪い樹林帯の一方的な登りなだけに、小さいながら風情ある弥陀ヶ池に着くとホッとします。それもつかの間、ここから五色沼へは樹林帯の中を100メートルほど(もちろん、標高で)急降下しなければなりません。
積雪はまだ少ないので、雪に隠れた倒木や木の根に足を取られながら、やっとの思いで五色沼に到着したときの喜びは何ともいえません。それにしても、春の恐ろしいほどに美しい水も、すでに凍りつき、ただ荒涼とした景色が広がるだけ。
まっ、それも四季それぞれの景色の楽しみ方ですね。

 RIMG0002.JPG 栃木県側の金精道路。正面に見えるひときわ白い山が金精山で、麓をトンネルが抜けています。
 RIMG0003.JPG  金精トンネルを抜け、群馬県に入ると景色が一変。
どうです、この雪景色。
 RIMG0004.JPG  白根山は菅沼から歩き始めます。
 RIMG0033.JPG  途中、こんな景色を眺めながら。
 RIMG0035.JPG  標高2250メートルの弥陀ヶ池。
ここまで来ると白根山の全貌が見えます。
 RIMG0070.JPG  弥陀ヶ池を回り込み、白根山を眺めながら、今日の目的地である五色沼へ。
 RIMG0046.JPG  すでに凍りついた五色沼が見えてきました。
ここから100メートルの落差を急降下します。



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