2007年11月アーカイブ

先週末からの冷え込みで年末並みの寒さとなった日光は、昨日からとうとう雪が降り出しました。といっても、同じ日光でも、市街地は晴れているところもあって、雪は奥日光だけの話。
というわけで、雪の積もり具合を確かめに、さっそくイロハ坂を越えて奥日光へ。
紅葉が終わると、私の頭は早々にスノーシューモードに切り替わり、今から心そわそわしているところです。

071122-1.jpg東西に長く、西へ行けば行くほど標高が高くなる日光は、西に行くにしたがって日本海側の天候の影響を受けます。
その分岐点が中禅寺湖あたり。
6月、下界では鬱陶しい雨なのに、中禅寺湖までくると曇り。中禅寺湖から先はカラット晴れているなんてことがよくあります。
ところが、冬はその逆で写真の通り。市街地は曇っていましたが、中禅寺湖にはうっすらと雪が積もっています。

071122-2.jpg先月まで紅葉で賑わった龍頭滝。白黒写真ではありませんよ。
ホントに写真の通りの光景です。

071122-3.jpg戦場ヶ原の入口、赤沼。
3センチほどの積雪があります。
この笹が雪で覆われる頃になるとスノーシューやクロスカントリースキーで賑わいます。

071122-4.jpg赤沼をすぎて湯元に向かうと、雪の量がだんだん多くなります。風が強いときなど、戦場ヶ原に積もった雪が舞い散り、一寸先が見えなくなる、地吹雪という現象になります。

071122-5.jpgここから先は金精山道路に変わり、群馬県沼田市まですばらしい景色に恵まれ、快適なドライブが楽しめます。ただし、春から秋までは。
12月末から4ヶ月という長い間、残念ながら豪雪により閉鎖されます。

071122-6.jpg金精山道路脇にある刈込湖へのハイキングコースには5センチほどの積雪。
本格的な雪になって笹が隠れるとスノーシューが楽しめます。

071122-8.jpg本日の目的地はここ。白根山の登山口です。
金精山道路が閉鎖されるとここまでの足がなくなり、日帰り登山はできなくなるため、なんとか閉鎖前に登っておきたいと思って下見に来た次第。
積雪は15センチ。あと50センチはほしいところ。

071122-9.jpg帰りに立ち寄った山王林道の入口。すでにゲートが閉ざされ進入は不可。
ここは金精道路よりも閉じている期間が長くなります。冬はいい遊び場があるだけに車で行けないのが残念。

土曜日から冷え込みが続き、日光の山沿いではとうとう雪が降りました。
ペンションがある霧降高原の麓も、標高820メートルだからも山沿いといえば山沿いであり、日光連山に降った雪が風に乗り、積雪には至らなかったものの、車の屋根は真っ白になりました。
昨年の記録を見ると、連山の初冠雪は11月13日となっているので、ちょうど1週間遅い初冠雪。それに、昨年よりも積雪量は少なめ。
昨年は全体的に積雪量が少なかったのですが、今年はそれよりも時期が遅くまた、量が少ないわけで、本格的な冬になってどうなのだろうか? 自然のことゆえ、今の段階ではなんともいえませんが、平年並みから大きくずれるとなにかと弊害が起こるので困るのだよね。

RIMG0053.JPG本日午前7時。
標高820メートルの霧降高原の麓。

RIMG0055.JPG中央右が赤薙山(2010メートル)、左が女峰山(2483メートル)。
これから寒さが続けば根雪となり、4月まで冠雪が見られます。

061113.jpg昨年、11月13日の冠雪の具合。
う~ん、白さが全然違う。

日光の紅葉は霧降滝と市街地を除いてほぼ終わり、いまは長い冬が来る前の中休みといった感じ。
人と車でごった返していた観光スポットも、これからは週末以外は人の姿もまばらとなり、静けさを求めて日光を訪れる人にとって、この時期こそ思い切り羽を伸ばせます。
私(波多江)もその一人であり、特に葉が落ちて見通しのよくなった小田代ケ原や戦場ケ原が大好きで、この時期はよく通います。今日(11日)は、私のお気に入りの場所である千手ヶ原を歩き、9月以来ご無沙汰していた西ノ湖を訪れてみました。

071112-1.JPG赤沼から小田代ケ原へのハイキングコースは、木々の葉が落ちて遠くまで見通せます。
枯れ葉の上を歩くと、カサカサという心地よい音が聞こえます。

071112-2.JPG千手ヶ原の入口、千手ヶ浜から男体山を臨む。
ここまでは専用バスで来ることができるし、菖蒲ヶ浜から中禅寺湖に沿って歩いて来ることもできます。
空の色もきれいですが、湖の色も素晴らしい。拡大してご覧ください。

071112-8.JPGミズナラやシラカンバ、カラマツが生い茂る千手ヶ原には整備された遊歩道があり、とても気持ちよく歩けます。

071112-3.JPG遊歩道脇のミズナラになにやら奇妙なものが。
鳥の巣? 

071112-9.JPG拡大するとこんな感じ。
枯葉の集まりでした。でもなぜ?
これは熊棚(くまだな)といって、クマがこの木に登ってドングリを食った跡なのですよ。
本土のクマはツキノワグマといって、草食性で、とてもおとなしい性格をしています。
体重は80キロから大きいので100キロほど。
秋になって木々に実がつくと、10メートル以上もある大きな木に登り、ドングリが付いた枝を折って実を食い、その枝を自分の尻の下に敷く性質があるそうです。
その時期の木の葉はまだ緑ですが、折られて時間を経過するので葉が枯れて、このように鳥の巣状になります。クマがどんな姿で食っているのか、想像するのも楽しそう。

071112-4.JPGクマが登ったという確たる証拠(笑)。

071112-6.JPGこんなのも好んで食うのかな?
場所は違いますが、ヤマブドウの実。

071112-7.JPG今日の目的地である西ノ湖は、水を満々とたたえ実に神秘的でした。
西ノ湖は水の流入がないため、台風の時のような多量の雨でも降らないと涸れてしまいます。
今年は8月まで渇水が続き、見るも無惨な光景でしたが、9月に直撃した台風9号のおかげで、二ヶ月たった今もご覧のように満水です。

例年よりも2週間遅く始まった日光の紅葉ですが、その分終わるのも2週間遅くて、、、ということはなく、終わりはいつもの年とほぼ同じで今月中旬。
結局、それだけ紅葉の期間が短かったわけで、それでもひと月もの間楽しめたのは、やはり標高差があって、地形が複雑な日光の特徴なのでしょう。

ただいま見頃は、東照宮の周辺。周辺と書いたのは、文字通り、東照宮を取り囲むようにして複雑に入り組む散策路のことで、観光客でごった返す東照宮を尻目に、静かに紅葉を楽しむことができます。

071107-1.JPG二社一寺の入口、「神橋(しんきょう)」。
下を流れる川は、中禅寺湖を源に、華厳滝として落ちた大谷川(だいやがわ)です。

071107-3.JPG神橋から石の階段を上ると、輪王寺(りんのうじ)に通じる、緩やかな坂道があります。山内の人混みが嘘のような静けさ。

071107-2.JPG日当たりがよく、深紅に染まったモミジ。

071107-4.JPG輪王寺・三仏堂の脇で見つけた黄から橙、深紅といったグラデーションがきれいなモミジ。

071107-5.JPG駐車場脇の散策路。
マイカーの人は、車を置いたらまっしぐらに東照宮に突き進むので、ほんの数メートル離れただけでこの通り、人混みとは無縁の世界です。

071107-6.JPG

古い石の塀に挟まれた散策路は歩くだけではもったいない。
ここにイスを置いて、読書に耽りたい気分。 

 

071107-7.JPG石塀に張り付くようにして伸びるツタ。
無機質な石ですが、コケがへばりつき、くぼみに堆積した土に小さな植物が育つなど、子細に眺めればおもしろい発見があります。

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