2007年10月

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奥日光で熊に襲われけが人が、、

自然豊かな奥日光は、もともとは野生動物の生息地。
シカ、リス、野ウサギ、キツネ、テンなどなど、その姿を直接見ることはできなくても、落ちている糞などで生息していることが確認できます。
クマも奥日光の野生動物としては代表格で、ハイカーよって数多く目撃されています。
クマは恐ろしい? たしかに、あの鋭くて大きな爪と太い腕の持ち主に襲われたら無事ではすみません。
が、過去にクマに襲われて大けがを負ったという事故は、私の知る限りではありません。
なぜなら、クマはとても気が小さい臆病な動物であり、クマの方から攻撃を仕掛けてくることはないから、、、と言われているからです。

私自身、30メートルという至近距離で、エサを探しているクマと遭遇したことがありますが、クマは私の姿を認識すると一目散に林の中に逃げ込み、以後姿を見せませんでした。
コースの両側が深い笹藪になっているハイキングコースをよく歩くことがよくありますが、クマはおそらく、私が通り過ぎるのを息を潜めて待っているのだと思います。

23日の午前、三本松駐車場から光徳へ向かって林道を歩いていたご夫婦がクマに襲われて、夫が手や腕などを引っかかれたとの新聞記事(朝日新聞栃木版)がありました。
「クマが突然笹藪から出てきた」と話していることから、クマの立場で言えば、笹藪の中でエサを探しているところに突然人が来たために、逃げるつもりが、間違って人がいる場所に出てしまい、目の前にいた人を振り払おうとして手を振ったのが当たってしまったのであろうと、私は推測しています。

人間に限らず、動物ならすべて自営本能があり、自分のテリトリーを犯されたり、エサを探しているところを人にじゃまされたりすれば、それを阻止するというのが自然の行動であり、たまたま腕力で人を遙かにしのぐクマの場合、振り払おうとしただけで相手にけがを負わせてしまうといったことになるわけです。

私はクマよけの鈴を持ってはいますが、ほとんどの場合、ザックの中に入れたままで身につけることはしません。ちゃりんちゃりんというあの音に安心してしまい、野生動物の気配や臭いに気持ちを集中させながら歩くという楽しみが半減してしまうというのが理由です。
とはいえ、奥日光を案内したり、ホームページでハイキングコースを紹介することを仕事の一部にしている立場として、一般の方には私と同じ方法で歩くことはお勧めはしません。
クマよけの鈴を身につけると同時に、野生動物の生息地に無断で立ち入るのだという覚悟を決めて歩いていただきたいと思います。

画像は23日にクマが出没した場所(赤丸の付近と推定)。
sanbonmatsu.gif

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