2007年2月アーカイブ

2月も最終週となり、この期に及んで最低気温を記録するとは笑えますが、今日(25日)の早朝、ペンションがある霧降高原・標高820メートルではマイナス6度を記録しました。
夜間でもマイナスになることが少なかった今年の冬の、じつに最低気温でした。
昨年の冬は、夜間の気温が連日マイナス10度と、何もかもが凍り付くような寒さでしたが、それに比べて今年は、これでも冬かぁ、といえるほどの暖かさです。
このまま春を迎えるのではないかと思っていましたが、今日の寒さは、“そう簡単に春にはならないよ”と言わんばかりの自然のいたずらなのでしょう。

2月が終わりに近づいたといっても、奥日光はまだ厳冬に相応しく、気温は昼間でもマイナス10度。
粉雪が舞い、踏みしめるとキュッキュという音が、、、というのは例年の冬の表現で、今年は暖冬の影響で事情がちょっと異なります。
雪は多量の水を含んだ牡丹雪が多く、これはもう3月の雪。一度にどかっと降りはしますが融けるのも早く、結局積雪をかせぐには至りません。

日光地方に雨の予報が出た今日、奥日光湯元の気温はマイナスで幸い雪となり、スノーシューツアーは予定通り開催。粉雪が降るのを、“雪がしんしんと降る”といった表現を用いますが、牡丹雪の場合は、なんとなく重たい響きがします。
それでも、今年はまだ雪を見たことがないというお客様にはとても喜ばれ、降りしきる牡丹雪の林の中を歩いたり、滑ってころんだりと大はしゃぎでした。

高さ20メートルほどもある巨大なミズナラ。
木の上になにかの巣のような枯れ枝の集まりが見えます。
猛禽類の巣? 強風で枝が折れた?
いいえ、これは四つ足の動物による仕業なのですよ。
ミズナラは秋になるとドングリの実をたくさん付けます。それを狙って動物が木に登って食った後なのです。日光には多くの野生動物がいますが、木登りをする動物は限られます。
シカ、キツネ、クマ、ウサギ、リス、テン、タヌキ。
さあ、これらの動物で木に登るのはどれ?
答は追記をご覧あれ。

久しぶりに冬型の気圧配置となった日光に、待望の雪が降りました。
暖冬の影響で例年に比べて50センチも少ない積雪は、冬を特に遊びの時期としている私にはとても物足りない。膝くらい潜ってしまうような雪がほしい。

いろは坂でちらついていた雪は、湯元へ行くと風と共に量が多くなり、本格的な降りとなりました。歩き始めたとき10センチだった新雪は、4時間経過するとさらに10センチも増し、粉雪だったこともあり、スノーシューで踏むとキュッキュと音がするになりました。
真冬の林の中はこうでなくちゃぁ。

一年ぶりに訪れた庵滝は、昨年と変わらない美しさで私を出迎えてくれました。
落差20メートルの小ぶりな滝ですが、凍った姿の美しさは、言葉や写真では表現できないほどです。
この日は、流れ落ちる滝の両側から次第に凍り付き、それがドーム上の氷の膜を形成し、その内側を滝が流れ落ちるという、自然の造形美をつくり出していました。
陽の光に、凍った滝の表面は透けて見え、透明な氷の下側を轟々と流れ落ちる滝が見え、この世のものとは思えない美しさです。

写真左は滝の全体、右は近づいて見上げた様子

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