林の中を生活の場所としている小動物達は、普段は生い茂った笹原の中で活動しているため、人が歩くハイキングコースのすぐ近くにいても、人の目に触れることは滅多にありません。
ところが、冬になり林に雪が積もると、彼らの活動の場は雪の上に変わるので、活動の痕跡がよくわかるようになります。葉が落ちた林は見通しがよくなるため、時折、木々のずっと奥に、獲物を探して雪の上を歩くキツネ、野ウサギ、シカといった動物たちの姿を見ることができます。
雪の上には彼らが動き回った足跡がいくつもあって、足跡から種類を特定したり、歩いていった方向を推理したりといった楽しみが得られるのも冬ならではのことです。
始め狭かった野ウサギの足跡が、突然歩幅が広く変わったのは、何者かに追いかけられた証拠。野ウサギの足跡と並行して、まるでモデルが歩いたように同じ線上を4つの足跡がついています。この歩き方はキツネの特徴。そう、犯人はキツネなのです。
雪の上に直径5〜6センチの穴が深く開いていたら、それはシカが歩いた跡。15センチくらいの大きな足跡はクマ(※)。さらに大きく60センチくらいの足跡は、、これは人がスノーシューで歩いたもの(笑)。
このように、雪が積もった林の中は発見がいっぱい。動物の落とし物を見つけることもあります。
15ミリほどの、やや緑がかった、円形の物体を雪の上に見ることがあります。固く凍ってコチンコチンになったものは、落としてから数日経過したもの。指で押すとくずれるものは落としたばかりのもの。
くずしてみると、この動物は草を常食しているということがわかります。鼻を近づけると、干し草のような良い匂いがします。
排泄物は汚いものと決めつけないで、手にとって観察したり、臭いをかいだりするのも自然と親しむ方法なんですよね。ただし、初めは勇気がいりますが(爆)。
※クマは昼でもマイナスになる時期は冬眠しているので活動はしませんが、気温が上がる3月にもなると、雪があっても活動を始めます。

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