2006年11月アーカイブ

自然のスポットというよりは、観光スポットのイメージが強い中禅寺湖。
奥日光へよく行く私でも、中禅寺湖は運転しながら横目で眺めながら通り過ぎるだけ。
しかし、国道から外れて一歩中へ入ってみると、国道沿いの感じとはまったく異なり、豊かな自然が味わえます。
ガイドブックなどで紹介されているコースで一般的なのは、竜頭滝がある菖蒲ヶ浜から、中禅寺湖西端の千手ヶ浜までの3.8キロのコース。
ツツジが咲く5月そして、千手ヶ浜にクリンソウが咲く6月になると、花が好きなハイカーでにぎわいます。中禅寺湖を眼下に眺めながらのコースは、多少のアップダウンはありますが、それはコースに花を添える役目を果たします。
そして今日は、千手ヶ浜からさらに奥へ進み、湖の南岸を歩いて立木観音(別名・中善寺)まで出て、スタート地点の菖蒲ヶ浜に戻る23キロのコースに挑みました。
といってもねぇ、今年は夏以後、スポーツジムにも行ってないので体力の衰えが著しく、 23キロの道のりを歩けるのか心配でした。
事前の計算では、大きなアップダウンはないので平均時速4キロとして、歩く時間は6時間。小休止と昼食タイムが2時間として合計8時間。朝早く出発すれば夕方には帰れる計算で、私の今の脚力でも何とかなりそうです。

辛かったのは、南岸を2/3回ったところの狸窪(むじなくぼ)からのアスファルト道路。柔軟性に欠ける登山靴なので、アスファルト道路は反発が大きくて、膝への負担が大きく、根を上げました。
国道に出てからは、少し下がったところにあるハイキングコースを歩くのですが、車の音と自然とは相成れないものがあり、自然の景色を楽しむどころではありませんでした。
最後は惰性で歩いたようなものですが、これはマイカーで出かけた場合によくある不便さです。日光駅からバスで菖蒲ヶ浜まで行って歩き始め、南岸を回って国道へ出たら、近くのバス停から日光駅まで戻るといったルートなら満足すること間違いなしです。

写真左は南岸から見下ろした中禅寺湖。写真右は歌ヶ浜から西の眺めで雲がかかっているあたりが白根山。

11月も半ばとなり、紅葉は東照宮周辺と霧降滝で見られるだけ。
奥日光はどうかというと、広葉樹は葉をすべて落とし、すでに冬枯れの様相。緑の葉が茂り、広葉樹林特有のなんとも言えないやさしい匂いに包まれていた戦場ヶ原と小田代ケ原は、一時あれほど見られた野鳥も減り、ただいま、まもなく訪れる本格的な冬に向かっての準備といったところでしょうか。
12日に降った雪は、原のあちこちに残り、冬枯れの林によく似合います。

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日光の紅葉の情報を掲載するのも、今年はこれが最後。
東照宮の紅葉とほぼ同時期、霧降滝の紅葉も見ごろとなります。
霧降滝はバスでもマイカーでもアクセスがいいため、新緑の時期と紅葉の時期はとても賑わい、滝を眺める観瀑台は、平日でも観光客が大勢押し寄せます。
観瀑台へは、レストランの脇から続く遊歩道を歩いて約5分。幅2メートルほどの石畳の遊歩道を歩くと、木々の間から豪快に流れ落ちる滝が見えるし、遊歩道の両側は、深く切れ込んだ林になっていて、観瀑台に到着するまでの間も紅葉を楽しむことができます。

霧降滝は、赤薙山(2010メートル)の伏流水を水源とする霧降川の流れで、落差70メートルの滝の途中にある岩盤にあたった流れが飛まつとなり、霧のようになることから名がついたそうです。私が見る限り、年間通して水量は変わりません。それだけ赤薙山の水を蓄える能力が高いということになるのでしょう。

写真左は遊歩道からの眺め。右が霧降滝。

低気圧の通過で荒れた日光は、男体山を始め、それに続く山々(通称・日光連山)に雪をもたらし、朝になって見ると山の峰が薄化粧をしていました。
日光連山の中では、霧降高原に近い赤薙山と女峰山も冠雪していて、冬の到来を告げるかのような白さでした。
根雪になるのは12月になってからですが、毎年10月になると、冠雪と融雪を繰り返しながら、次第に根雪となっていきます。

女峰山(2483メートル)は、日光の山としては白根山、男体山に次いで高くまた、地理的な影響なのか積雪量が多く、一度根雪になると4月まで残ります。
山頂からの展望がすばらしいのと、変化にとんだアプローチが楽しめますが、登山口までのアクセスが悪いため、登る人は少なく、どちらかといえば山好きな人のための山といえるでしょう。

私が山を始めたのは、ペンションから見える白銀の女峰山に魅入られたのがきっかけです。それまでは散歩気分で登れる数百メートル程度の山しか経験がなかったのですが、自分が住む目の前にそびえる女峰山を見て、いつかはあんな美しい山に登ってみたいなぁ、と思いました。
とはいっても、片道6時間も歩く自信などなく、まずは手始めにと思って登ったのが、女峰山の東にそびえ、登山口まで車で行ける赤薙山(2010メートル)でした。
以来、日光の多くの山に登りましたが、女峰山は登って満足できる、名山として私の記録に残ります。
とはいっても、このときは、一番近い登山口である裏男体の志津を選んだのですが。

写真右側は赤薙山、中央が女峰山です。

雲ひとつない秋空が一転し、今日は朝から秋特有の冷たい雨に、人も自然も震えるような寒さを覚えました。
色がやや衰えたモミジが濡れて、まもなく落葉の気配すら漂います。陽に輝くモミジは鮮やかですが、雨に濡れたモミジは化粧をほどこしたばかりのようで色っぽく、つい魅入ってしまいます。

奥日光から始まった紅葉も、標高を下げながら見どころを変え、ひと月を経て市街地までやってきました。
雲ひとつない秋晴れの今日は、東照宮を中心とする二社一寺(世界文化遺産)を2時間ほど歩き、最後の紅葉を楽しんできました。
奥日光の紅葉なら、竜頭滝とか湯滝とか、ポイントを絞ってお客様に勧めするのですが、二社一寺は広大なエリア全体が赤や橙に染まっているので、あえて目標を決めずに、時間をかけて散策気分で歩くのがいい。
とはいっても、東照宮や二荒山神社、輪王寺は観光客でごった返しているため、のんびり散策とはいきませんので、裏手の路地に入ったりすると紅葉を独占できて、とても贅沢な気分が味わえます。東武日光駅の構内にある観光協会で地図をもらえば迷うことはありません。

今日ご紹介する写真は、撮ったごく一部。すべてを紹介できないのが残念です。
写真左は輪王寺駐車場、右は大猷院から滝尾神社への道。写真左は輪王寺駐車場、右は大猷院から滝尾神社への道。

私がサラリーマンだった頃、年に数回、泊まり込みで小田原にある会社の研修所に行くことがありました。
研修が終わるのは午前中だったり、夕方だったりするのですが、午前中に終わればそのまま新幹線で東京に戻って仕事。夕方だったら自宅に直行というのがお決まりのパターンでしたが、新幹線に乗る前の決まり事というのが、小田原駅前の商店街にあるパン屋に立ち寄ってお土産を買うことでした。

小田原まで来て、なぜお土産に海産物店でなくてパン屋なのか?
実はこのパン屋さん。知る人ぞ知る、超ウマの「あんパン」で有名な店なんです。
1ヶ135グラムという重量級のあんパンの中は、あんこがビッシリ。おそらく全体の8割はあんこの重さでしょう。このあんパンを10ヶほど買って帰り、会社では3時のお茶菓子として、家でも同様にお茶菓子として、主食ではなく、日本茶をすすりながら和菓子のようにして食べるのがこのあんパンに相応しい食べ方なんです。

脱サラしてペンションを始めて12年。もちろん、もう小田原に用事などありませんから、我が家には「守谷のあんパン」は伝説として残るだけとなりましたが、それが昨日、伝説ではなく現実の姿として現れました。
届いた荷物の伝票にまず目に行ったのが、中身を示す欄に書かれた、手書きの「守谷のアンパン」の文字。送り主の名を見る前に内容欄を見てしまうのは当方の卑しさの表れで、これは致し方ないこと(笑)。お~、なんと素晴らしいものを送ってくれたものだ。と、ここでやっと送り主の名前を見る冷静さが戻ったのですが、送り主は9月にペンションを利用してくれたTさんご夫妻。アウトドアが好きでお酒が好きで、歳も近いので意気投合し、話の成り行きで小田原の話題が出て、小田原といえば、駅前に行列のできるあんパンが名物のパン屋があるという話に発展し、それを我が家は大好物なのにもう買いに行くこともできない、とかの話になったのを覚えていてくれたTさんが送ってくれた、思いがけないプレゼントなのでした。

思えば、守谷のあんパンとの対面は、20年ぶりくらいか?手にずっしり来る重量感も、パンの皮からはみ出すくらいに詰まったあんこ(実際にはみ出してるものもある)も昔のまま。巷のパン屋に並ぶバター味のフカフカのパンと違って、皮にコシがあり、日本茶と相性が良いパンなど、守谷のパンの他にないでしょう。 Tさん、飲んだ席での話にもかかわらず、私たち家族の好物を覚えていてくださって本当にありがとうございました。昔を思い出しながら、しみじみと口に運んでいます。

日光全体が色づいた秋。10月から毎週市内のあちこちの紅葉を紹介していますが、今回は今年から日光市となった川俣・瀬戸合峡(せとあいきょう)を紹介します。
川俣は国道121号の川治から、県道23号線の行き止まり、女夫淵の手前12キロにある山間にある温泉です。
瀬戸合峡は川俣のはるか下を流れる鬼怒川の渓谷で、切り立ったがけの下を鬼怒川が流れ、崖には広葉樹がへばりつくように育ち、それら広葉樹が赤や黄色橙色に染まります。
車のすれ違いも困難なほどの狭い道を嫌ってか、交通量は週末でも少ないので、大渋滞のイロハ坂を回避してのんびりと紅葉を楽しみたい方にはお勧めです。
ただし、道が狭く見通しもきかないため、くれぐれも事故に注意。

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