2006年6月アーカイブ

首都圏から近くまた、バス便が充実している奥日光のハイキングコースは、ただいま高原特有の花が見頃を迎えています。バス停の赤沼から、小田代ガ原と戦場ヶ原の2つのコースを歩くことができ、その両方にいろいろな花が咲き乱れます。
お勧めは、赤沼から専用バスで小田代ガ原展望台まで行き、遊歩道を時計回りに歩きます。北ゲートで小田代ガ原と分かれて泉門池まで歩き、今度は赤沼まで戦場ヶ原の遊歩道を歩いて戻る、約7キロのコース。
このコース沿いには100種類以上の花が時期をずらして咲くため、6月から9月まで常に違った花を見ることができます。とりわけ7月は咲く花の種類がピークを迎え、白やピンク、黄色や紫、青など見た目も華やかで楽しめること間違いなしです。

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左からアヤメ、ハクサンフウロ、レンゲツツジ、戦場ヶ原遊歩道

朝日新聞の栃木版によると、7月1日から日光市内に、昔ながらの人力車が走るようになるとのこと。
市内在住の佐々木友也さんが、「体感できる日光をひとつでも増やしたい」と、以前からの夢を実現させたもので、開業に向けてただいま特訓しているそうです。
日光でいつまで人力車が走っていたのか、資料がないのでわかりませんが、いろは坂を人力車で通行する、おそらく昭和初期と思われる古い写真を見たことがあります。自動車がなかった頃は、交通手段といえば徒歩か人力車しかなかったわけですので、昔は当たり前の乗り物だったのでしょう。
人力車の重さは80キロ。これに2人乗せるとして、総重量は約200キロとなり、それなりの重さとなります。走り出してしまえば軽くなりますが、それでも上り坂などはつらいでしょうね。
そんな重労働を自ら買って出た佐々木さんは、高校時代にアイスホッケーを3年もやったという強者。
法的には人力車は軽車両ということになるのでしょうか? 軽車両なら歩道を走ってもいいことになっていますが、商店が建ち並ぶ狭い国道沿いの歩道は、観光客で溢れるほどだから、けっきょく車道を走ることに。路駐の多い国道は走りにくいだろうなぁ、と余計な心配をしてしまいますね。
いずれにしても人力車が人気を呼び、日光の風景となることを心から祈ります。

霧降高原の初夏を飾る花ニッコウキスゲは、多雪の影響か咲くのが1週間ほど遅く、7月2週あたりが見頃になりそうです。
写真は日光駅から霧降高原に向かって1.7キロ地点にある、バス停「丸美」で咲き出したニッコウキスゲ。
ここは標高630メートルなので、すでに咲き始めていますが、ニッコウキスゲは一日に30メートルずつ標高を上げながら順番に咲いていく性質があるので、群生する霧降高原・キスゲ平で見頃を迎えるのは、7月2週の週末前後というのが私の予想です。
キスゲ平とは、スキー場のゲレンデ部分のことで、最上部との標高差は300メートル以上あるため、咲き始めてからも10日ほどは十分にお楽しみいただけることでしょう。
http://ippo.jp/blog/2005/06/post_18.htmlも参考に。

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奥日光は桜が見頃、、、と書くと、天候不順のせい?  と反対に質問されてしまうかもわかりませんね。
いや、本当に毎年この時期に桜が見頃を迎えるのです。
戦場ヶ原の標高は1400メートル。ここに毎年6月に咲く桜がミヤマザクラ。
平地の桜と比べて花の大きさはやや小さく、しかも葉が出そろってから花が咲くという変わり者です。
植物は風や昆虫によって受粉を助けられたり、鳥が実を食べ、糞となって種が地上に蒔かれたりして子孫を増やしますが、ミヤマザクラは昆虫が蜜を吸う際に、その昆虫を狙って野鳥が侵入しないよう、たくさんの葉で野鳥がとまる枝を隠してしまう、、、なんていう説明をどこかで読んだような。
まっ、そんなことはどうでもいいのですが、真っ白な小さめの花は、山中にあってとても楚々とした感じがして魅力的です。この桜の下でどんちゃん騒ぎをする気など、とてもおきません。
http://ippo.jp/blog/2006/06/miyamazakura-thumb.jpg

今ごろ奥日光を歩くと、林のあちこちからシャーン、ジジジという虫の鳴き声が聞こえてきます。それも決して、小さく心地よいとはいえない鳴き声が。
都心でも8月になると、ちょっとした林があれば聞こえてくるセミの声。しかし、都心よりも気温が低く、標高も高い奥日光なのに、6月になると早くもセミが鳴き出します。
エゾハルゼミといって寒冷地を好み、体長3センチ(羽は含まず)と小型ながら、小さい体に似合わず声だけは大きく、これが合唱となると林全体がシャーン、ジジジという声でつつまれます。野鳥の声もかき消され、会話もできないほどの大音響に、これから数週間悩まされますが、鳴きやむ頃は奥日光は爽やかな夏を迎えます。しばらく我慢。

http://ippo.jp/blog/2006/06/ezoharuzemi-thumb.jpg

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